風邪類似の発熱と花柳病、バルトレックスの服用

性行為によって感染する病気全般のことを、かつては花柳界で感染することが多いという意味から花柳病と呼んでいました。
このような花柳病としては、梅毒や淋病などが典型的なものとして挙げられていますが、現在ではこうした古典的な性感染症だけではなく、さらに多くの種類の病気が認められるようになってきています。

たとえば、現代的な花柳病のひとつとしては、性器ヘルペスなどといったものがあげられるでしょう。
ヘルペス感染症そのものは、くちびる、口の周囲、口内粘膜などを患部として発症する口唇ヘルペスのように、必ずしも性行為とはまったく関係のないものもあります。
性器やその周囲が患部となっている性器ヘルペスの場合は、まずは性行為が原因と考えたほうがよいといえます。

この性器ヘルペスは、単純ヘルペスウイルスとよばれるウイルスへの感染によって引き起こされるものですが、はじめは風邪に類似した発熱があったり、陰部の周囲の皮膚が赤くなったり、かゆみがあったりといった症状がみられます。
その後は陰部に水ぶくれが集まったようなものができたり、排尿時に痛みを感じたりする症状があらわれます。
この水ぶくれのことをヘルペスといい、性器ヘルペスの典型的な症状のひとつとされていますが、その他の発熱や排尿痛といったものについては、男性よりも、どちらかといえば女性のほうに顕著な症状ということができます。

性器ヘルペスにかかった場合、抗ウイルス薬としてバルトレックスのような医薬品が処方されることが一般的です。
バルトレックスは経口服用する錠剤タイプ、または顆粒タイプのもので、有効成分にはヘルペスウイルスが増殖するのを抑制する作用があります。

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